ビタミンDとビタミンB12

ビタミンD

ビタミンDは正常な骨の成長と再構築に必要であり、ビタミンDの欠如は骨粗しょう症を引き起こす恐れがあります。

研究では免疫システムの構築にビタミンDが重要であることが実証されています。

さらにビタミンD欠乏症は、グルコース代謝障害インスリン抵抗性糖尿病を発症するリスクの増加に関連しています。


日照の影響も受けることから、全ての人に当てはまる健康に必要なビタミンDの摂取量を設定することは容易ではありませんが、日本人の食事摂取基準(2020 年版)では成人の1日摂取目安量は8.5μgとされています。(摂取上限は100μg)


日光を浴びることは有用ですが、研究では午前10時から午後3時までの間に、1回15分から30分で週に3回以上、できるだけ多くの日光を浴びることが最善であるとも言われています。


ビタミンDが多く含まれる食品はキノコ類魚介類です。

摂取不足が懸念されるときにはサプリメントも上手に使ってビタミンDが不足しないように注意しましょう。



ビタミンB12

ビタミンB12は、赤血球の形成、神経機能、およびDNA合成に必要な水溶性ビタミンです。

ビタミンB12欠乏症の症状には、貧血、末梢神経障害、不眠症、食欲不振、鼓腸、便秘などがあります。

ビタミンB12は体内で作ることができません。

そのためビタミンB12が豊富な食品を摂取してください。


魚介類に多く含まれていますが、不足しがちなときはサプリメントも上手に利用しましょう。

日本人の食事摂取基準(2020 年版)ではビタミンB12の成人の1日摂取目安量は2.4μgとされています。(通常は過剰摂取しても吸収されないため上限は設定されていない)



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