糖尿病を改善させる食事に慣れるには時間がかかることは間違いありません。
しかし、時間の経過とともに、考えたり準備したりする労力が減り快適に感じることになります。
特に、食品を作り置きする方法を知ることで、多くの時間と労力を節約できます。
大量の食品を短時間(通常は週末)に調理し、冷蔵庫または冷凍庫に保管して、時間がないときやお弁当などに利用します。
さらに、作り置きをしておくことはお金の節約にもつながります。
また、作り置きは、糖尿病を改善するための身体にいい食べ物が常にあることになります。
全粒穀物、豆、ジャガイモなどの食品を含む調理済みの食事は、冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で数か月間保存できます。
つまり、いつも健康的なものを口にすることができます。
自分好みの健康的な物を作り置きすることで、お腹が空いて時間がないときなどにファストフードやインスタント食品に頼るという問題が減少します。
作り置きによる時間の節約も大切な要素です。
すべてを一度に準備することで、週に何度も調理をする必要がなくなります。
ほとんどの果物は新鮮に食べるのが一番で、作り置きは必要ありません。
ただし、パラミツ、ザクロ、パイナップル、パパイヤ、マスクメロン、ハニーデューメロン、スイカなど、果物を何日も新鮮に保つために切り取って冷蔵庫に保管できる果物がいくつかあります。
本質的にすべてのでんぷん質の野菜は事前に調理して、冷蔵庫または冷凍庫で保管できます。
マメ科植物は、一から調理するのに時間がかかる可能性があるため、作り置きしておくには最適な食品です。
油分を含まない低塩分缶詰豆、油分を含まない真空密封レンズ豆、または冷凍エンドウ豆などを購入しておくこともできます。
週の初めに、玉ねぎ、ピーマン、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、きゅうり、ズッキーニなどの野菜を切り、冷蔵庫で別々の容器に保管します。
食べる時間になったら、生のサラダに入れたり、茹でたり、蒸したり、水で炒めたり、焼いたり、好きなように調理します。
レタス、ルッコラ、フダンソウ、ケールなどはきれいにして、乾いたペーパータオルが入っている袋に入れて余分な湿気を吸収し冷蔵庫で保管します。
食べる時間になったら、生または調理して楽しみましょう。
頻繁に使用する主な材料を準備することに加えて、フムス、トマトソース、ドレッシング、または自家製のスープなどの作り置きをしておくことは、多くの利便性があります。
これらの自家製のものは、お店で購入したものより風味豊かになる可能性もあります。
作り置きを成功させる秘訣は、カレンダーで時間をスケジュールすることです。
できれば、週末の日か平日の夜に作り置きする時間を確保してください。
次の5〜7日間に食べたいすべての食事のリストを作成します。
シンプルにまとめて、合計3〜5皿程度の料理を設定します。
次に、それらの食事を準備するために必要なすべての材料のリストを作成し、食料品店やインターネットショッピングなどでそれらを購入します。
作り置きをするときは、複数作業を同時に行うことに意識してください。
同じ鍋でブロッコリーとカリフラワーを蒸しているときに、別の鍋でサツマイモを茹でます。
3つ目の鍋で、豆、キノア、または玄米などを調理し、それぞれの鍋にタイマーを設定します。
それらを調理している間に野菜や果物を切り刻んで、別々のビニール袋に詰めます。
このように複数の作業を同時に行うようにすると、60分から90分で多くの作業を行うことができます。
また、寝ている間に料理をすることもできます。
スロークッカーなどがあれば寝る前に材料を投入し、朝起きたら出来上がった料理を食べるなり、冷蔵庫または冷凍庫に保管することができます。
作り置きしたものは同じ大きさに分けて冷蔵または冷凍して、食べる準備ができたときに簡単に摂取できるようにしましょう。
食事の計画と作り置きの準備が快適になることは一日では起こりませんが、数週間から数か月であなたが本当に好きな料理や食べ物の組み合わせを見つけ、同じ食べ物を頻繁に食べることに気付くでしょう。
習慣になるまでは毎週の食事プランを紙に書き留めることを強くお勧めします。
毎日、食事に何を食べるつもりかを書き留めておきます。
内容は簡単で構いません。「バナナ、マンゴー、挽きたてのチアシード」または「キノア、トマト、キュウリ、ライムジュース」のようにシンプルなものにします。
また、ランチミーティング、友人との夕食など、レストランやカフェで食べた食事を記録してください。
あなたがこれから食べるものを書き留めることは、日々がどんなに忙しいかに関係なく、あなたの食事計画を実行するのに役立ちます。
お金を貯める必要があるときは、何にどれだけお金を使ったのか、そして使う予定なのかを計画し記録することが有効です。
同様に、身体に何を取り入れたのか、そして取り入れるのかについても計画し、記録することがとても大切です。
さあ、食事の計画と準備を始めましょう。
いきなりすべてを完璧にこなす必要はありません。
まずは1つの食品を作り置きすることを始めましょう。
一歩を踏み出すことで、そこから正しい方向に進むことができます。