このページでは週1回行う24時間の断食法についてまとめます。
この方法は読んで字の如く、あなたが週1回、あなたにとって最も都合のよい曜日に断食をしてください。
元々活動量が少ない日がお勧めです。
開始タイミングとしては、断食予定日の前日の夕食後から開始するとよいでしょう。
そうすることで、翌朝目覚めるときに極度の空腹になることを控えることができます。
さらに夕食後から断食することで、その夜のすべての睡眠時間を断食時間にカウントすることができます。
つまり、24時間断食とはいえ実際に食べないのは断食日の朝食と昼食だけです。
具体例を挙げてみます。
例えば木曜日に断食するとします。
水曜日の夕食を食べてから24時間の断食を始めます。
その後、眠りについて翌朝に目が覚めると、実はほぼ半分の断食が終わっています。
朝食と昼食時に、水2〜3杯、または緑茶やアムラ茶、紅茶などを1〜2杯を飲みます。
水は必ずしも満腹感を与えるわけではないものの、食べ物なしで食事時間を過ごすのを助けてくれます。
緑茶は食欲抑制剤としても働き、空腹を感じすぎずに一日を通して力を発揮するのに役立ちます。
木曜日の夕食時には、食べ過ぎには注意して適量を食べてください。
野菜、果物、豆類や全粒穀物はしっかり摂取してください。
夕食後に血糖値が高くなる場合は、次回はでんぷん質野菜の摂取量を減らし、非でんぷん質の野菜の摂取量を増やします。
断食は正確に24時間である必要はなく、約24時間で構いません。
断食中に考えなければならないことがいくつかあります。
- 水分をたくさん飲む。水分補給を維持し、胃を一時的に膨張させて満腹感を感じることができます。胃が膨らむと脳に信号が送られ空腹感を抑えることができます。断食中は、普段よりも多くの水を飲んでも構いません。
- 緑茶は断食に必須ではありませんが、断食を容易にする助けになります。緑茶は非常に高い抗酸化物質の含有量に加えて、食欲を抑制するのに非常に効果的です。
- 好きな活動を行って断食や空腹から気をそらす。本や雑誌を読んだり、映画を見たり、散歩したり、断食以外のことに集中するのに役立つ活動に集中します。
- 夕方に断食するときには、自宅で低脂肪の植物ベースの自然食品を利用する。これは、高脂肪、精製・加工された食品を食べる誘惑を防ぐのに役立ちます。
一部の人にとっては、24時間の絶食を実行することが特に難しい場合があります。
特に糖尿病で薬物治療を受けている場合は長時間断食すると低血糖のリスクが高まります。
その場合は、より安全を維持するために補食を行う24時間断食法を試しましょう。
次のいずれかに該当する場合は、補食付きの24時間断食の実行を検討してください。
・1型糖尿病などでインスリン治療による低血糖リスクが高い場合。
・頻繁に低血糖になりやすい場合。
・断食時で集中力が欠けてしまう場合。
・激しい気分のむらを経験したり、空腹がひじょうにつらい場合。
一部の人にとって24時間断続的な断食を行うことが難しい理由の1つとして、肝臓に保存されているグリコーゲンの量が減少した際に脳からグルコースが奪われることが挙げられます。
その結果、気分が急激に変化したり、欲求不満や怒りが出現したり、集中できなくなったり、手が震えたり、手のひらや額に汗をかいたり、会話が鈍ったりすることがあります。
最初に説明した断食と補食付き断食の主な違いは、24時間に消費するカロリー数と食事の間の時間です。
理想的な断食では断食中にカロリーを摂取しません。
一方で補食付き断食では、100から200カロリーの軽食をいくつか摂取します。
少量のカロリー摂取であれば健康効果を得ることができます。
木曜日に断食することを選択したとします。
水曜日の夕食に食べてから断食を始めます。
朝食と昼食時に、水2〜3杯、緑茶1〜2杯、アムラ茶や紅茶、またはでんぷん質のない野菜ジュース1杯などを飲みます。
そして午後の半ばに、次のような軽食をとります。
- トマト、ビート、セロリ、ニンジン、キュウリ、ミント、パセリ、ルッコラ、またはケールなど、好きな非デンプン質の野菜で作られたジュース1杯。
- 1〜2個のお気に入りの果物(バナナ、リンゴ、ナシ、柿、オレンジなど)。
- お気に入りの野菜(カリフラワー、トマト、ニンジン、ブロッコリー、芽キャベツ、オクラなど)を100-250gくらい。
- 1個の果物と100g強の野菜などの組み合わせ
そして木曜日の夕食時に、適量な食事を食べてください。
野菜、果物、豆類、または全粒穀物はしっかり摂取しましょう。
繰り返しになりますが、断食は正確に24時間である必要はありません。約24時間で大丈夫です。
さて、24時間の断続的な断食を実行する時が来ました。可能な限り24時間近くまで断食を行うよう最善を尽くしてください。
しかしながら、やはり週1回の24時間断食が難しいという方は、次のページで説明する16時間断食法を検討してみてください。